ドッグフードの選び方の基礎
ドッグフードは種類が非常に多く、何を基準に選べばよいか迷いがちです。ここでは商品の優劣ではなく、選ぶ前に知っておきたい一般的な基礎を整理します。愛犬の健康状態にあわせた具体的な選択は、かかりつけの獣医師にご相談ください。
まず「総合栄養食」かどうかを見る
毎日の主食にするなら、パッケージに「総合栄養食」と書かれたフードが基本の目安になります。総合栄養食とは、そのフードと水だけで、その成長段階に必要な栄養がとれるように作られた、という区分です(ペットフードの公正競争規約にもとづく表示)。「一般食」「副食」「おやつ(間食)」は主食ではなく、補助的な位置づけです。
ポイント:主食に選ぶなら、まず「総合栄養食」の表記と、対象となる成長段階(子犬用・成犬用・高齢犬用・全年齢用)を確認しましょう。
ライフステージで必要な栄養は変わる
| 区分 | 一般的な目安 | 考え方 |
|---|---|---|
| 子犬(成長期) | 離乳〜約1歳 | 体づくりの時期。成長期向けの表示を確認 |
| 成犬(維持期) | 約1歳〜7歳前後 | 体重の維持が中心 |
| 高齢犬(シニア) | 7歳前後〜(犬種差あり) | 活動量の変化に配慮した設計のものも |
年齢の目安は犬種や個体で異なります。小型犬と大型犬でも成長のスピードや適した粒の大きさが違います。
ドライ・ウェットと粒の大きさ
フードには、水分の少ないドライ(カリカリ)と、水分の多いウェット(缶・パウチ)があります。ドライは保存や価格の面で扱いやすく、ウェットは水分がとれて嗜好性が高い傾向があるとされます。粒の大きさは、口の大きさや食べ方に合うかを確認しましょう。
原材料表示も参考に
原材料は、使用量の多い順に表示されるのが基本です。主原料が何か、穀物やたんぱく源の種類、アレルギーが気になる場合はその原材料が使われていないか、といった点を確認できます。「グレインフリー(穀物不使用)」などの表現は特徴のひとつであり、すべての犬に必要というわけではありません。
本コラムは、ペットフード安全法(愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律)やペットフードの表示に関する公正競争規約など、一般的な制度・飼育に関する情報にもとづく解説です。特定の商品の効果を示すものでも、動物病院での診断・治療に代わる助言でもありません。表示や基準は改正されることがあり、最新の情報は農林水産省・環境省・消費者庁など公的機関の発表をご確認ください。愛犬・愛猫の食事や健康について心配なこと、持病・投薬・高齢・妊娠などで判断が必要な場合は、かならず、かかりつけの獣医師にご相談ください。