キャットフードの選び方の基礎
猫は「完全肉食」に近い動物で、犬とは必要な栄養素が異なります。ここでは、キャットフードを選ぶ前に知っておきたい一般的な基礎を整理します。個別の健康管理は、かかりつけの獣医師にご相談ください。
猫は犬とは栄養の必要量が違う
猫は、たんぱく質を多く必要とし、タウリンなど猫にとって特に重要とされる栄養素があります。そのため、犬用フードを猫に与え続けるのは適切ではないとされています。猫には猫用のフードを選ぶのが基本です。
「総合栄養食」と「一般食」
キャットフードにも、主食にできる「総合栄養食」と、嗜好性を重視した「一般食(副食・おかず)」があります。パウチや缶詰には一般食も多いため、主食にするなら総合栄養食の表記を確認し、一般食はトッピングやごほうびとして組み合わせる、という使い分けが基本です。
ポイント:毎日の主食は「総合栄養食」。ウェットの一般食は補助として。パッケージのどこに区分が書かれているか確認しましょう。
ウェットとドライ、水分のこと
| 種類 | 一般的な特徴 |
|---|---|
| ドライ | 保存しやすく経済的。水を十分に用意することが大切 |
| ウェット | 水分が多く嗜好性が高い傾向。開封後は日持ちしにくい |
猫はもともとあまり水を飲まないとされ、水分のとり方が話題になることがあります。ウェットを組み合わせる、水飲み場を複数用意するなどは、一般的に紹介される工夫です。
切り替えは少しずつ
フードを変えるときは、今までのフードに新しいフードを少しずつ混ぜ、数日〜1週間かけて切り替えると、食べムラやおなかへの負担が起きにくいと一般に言われます。食べない・体調に変化がある場合は獣医師に相談しましょう。
次に読む:総合栄養食・療法食のちがい/与える量と体重管理
本コラムは、ペットフード安全法(愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律)やペットフードの表示に関する公正競争規約など、一般的な制度・飼育に関する情報にもとづく解説です。特定の商品の効果を示すものでも、動物病院での診断・治療に代わる助言でもありません。表示や基準は改正されることがあり、最新の情報は農林水産省・環境省・消費者庁など公的機関の発表をご確認ください。愛犬・愛猫の食事や健康について心配なこと、持病・投薬・高齢・妊娠などで判断が必要な場合は、かならず、かかりつけの獣医師にご相談ください。