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ペット用サプリ・療法食の基礎 動物用医薬品とのちがい

カテゴリ:基礎知識 / 公開日:2026年7月22日

ペットショップや通販には、犬猫用のサプリメントや「◯◯ケア」をうたう製品が数多く並びます。人のサプリと同じように、まず制度上の位置づけを知っておくと、表示や広告を落ち着いて見られるようになります。

制度上の区分

区分位置づけ
動物用医薬品効能・効果を示して販売するには農林水産省の承認が必要。フィラリア予防薬などは獣医師の処方が必要なものもある
動物用医薬部外品医薬品に準じる区分(一部の虫よけ・シャンプー等)
療法食制度上は「食品(フード)」。特定の疾患の食事管理のために設計され、獣医師の指導のもとで使うことが前提とされる
ペット用サプリメント・おやつ制度上は「食品(フード類)」。病気の治療・予防といった効能効果を表示することはできない

サプリは「食品」——だから事実で選ぶ

ペット用サプリは食品であるため、「病気が治る・予防できる」といった表示は認められていません。選ぶときに確認できる事実は、成分名と含有量、対象(犬用・猫用・体重目安)、給与量、事業者名、そして1日あたりのコストです。人用サプリと同じく、断定的な効果の宣伝より、数字の表示がきちんとしている製品ほど比較がしやすいと言えます。

療法食は自己判断で使わない

療法食は、特定の病気の食事管理のために栄養成分を調整したフードです。合わない状態で与え続けるとかえって負担になり得るため、獣医師の指導のもとで開始・継続・中止を判断するのが前提とされています。通販で買い続ける場合も、定期的な診察とセットで使うものと考えましょう。

人用サプリを流用しない

人用の製品には、犬猫に有害な成分(キシリトール等)が含まれることがあります。用量の考え方も体の仕組みも異なるため、人用製品の自己判断での流用は避け、ペット用として販売されているものから選びましょう。

ポイント:「うちの子に必要かどうか」の出発点は、製品の広告ではなく、かかりつけ獣医師への相談です。そのうえで製品を選ぶ段階になったら、成分量と価格の比較が役に立ちます。
本コラムは、関係法令や公的機関等が公表する一般的な情報にもとづく解説であり、特定の商品の効果・効能を示すものでも、病気の診断・治療・予防を目的とした獣医療上の助言でもありません。ペットの体調・食事・持病に関わる判断は、かかりつけの獣医師にご相談ください。制度や基準は改正されることがあります。掲載した価格は取得時点の調査値であり、現在の価格・在庫・宿泊条件などは各販売サイト・施設でご確認ください。