犬の登録・狂犬病予防注射とマイクロチップの基礎
犬を飼うと法律上の手続きが必要になります。飼い主の義務として定められている事項を整理します。制度の詳細・最新情報は、お住まいの自治体や環境省・厚生労働省の情報でご確認ください。
狂犬病予防法にもとづく義務
狂犬病予防法により、犬の飼い主には主に次の義務があります。生後91日以上の犬の登録(生涯1回、原則市区町村へ)、年1回の狂犬病予防注射、そして交付される鑑札と注射済票の装着です。登録内容に変更(引越し・飼い主変更・死亡)があった場合の届け出も必要です。
マイクロチップ制度(2022年6月〜)
2022年6月の改正動物愛護管理法の施行により、ブリーダーやペットショップなどの販売業者には、犬・猫へのマイクロチップ装着と登録が義務づけられました。販売業者から迎えた犬・猫には装着されており、飼い主は登録情報を自分に変更する手続き(環境省のデータベース)を行います。すでに飼っている犬・猫や、個人・保護団体から譲り受けた場合の装着は「努力義務」とされています。
| 対象 | マイクロチップ | |
|---|---|---|
| 販売業者が扱う犬・猫 | 装着・登録が義務 | |
| すでに飼っている・個人譲渡など | 装着は努力義務 |
迷子・災害時に役立つ
鑑札・迷子札・マイクロチップは、逃げてしまったときや災害で離ればなれになったときに、飼い主のもとへ戻る手がかりになります。登録情報(連絡先)を最新に保っておくことが大切です。
ポイント:猫には登録・予防注射の法的義務はありませんが、脱走対策としてのマイクロチップや迷子札は有効です。室内飼いでも「もしも」への備えは考えておきたいところです。
本コラムは、関係法令や公的機関等が公表する一般的な情報にもとづく解説であり、特定の商品の効果・効能を示すものでも、病気の診断・治療・予防を目的とした獣医療上の助言でもありません。ペットの体調・食事・持病に関わる判断は、かかりつけの獣医師にご相談ください。制度や基準は改正されることがあります。掲載した価格は取得時点の調査値であり、現在の価格・在庫・宿泊条件などは各販売サイト・施設でご確認ください。