占いの料金のしくみ 分単価・通話料・ポイント制
占いサービスでいちばんトラブルになりやすいのが料金です。仕組みを知っておくと、想定外の請求を避けやすくなります。
分単価制
電話占いで多い方式です。「1分あたり◯円」で課金されます。シンプルですが、次の3点を確認してください。
- 税込か税抜か:表示が税抜だと、実際の支払いは1割増しになります
- 通話料が別か:分単価とは別に通話料がかかる場合があります
- 最低利用時間:「最低10分から」といった条件があると、短く切り上げても最低額はかかります
たとえば「1分300円(税抜)・最低10分」なら、10分話した時点で税込3,300円。ここに通話料が加わる場合もあります。体感より早く増えるのが分単価制です。
目安を決めてから始める:「今日は◯分まで」と先に決め、時計やタイマーを見えるところに置いておく。単純ですが、これがいちばん効きます。
ポイント制・前払い制
あらかじめポイントを購入し、鑑定で消費していく方式です。確認したいのは次の点です。
- ポイントの有効期限
- 使わなかった分の払い戻しができるか(できないことが多い)
- 購入単位(大口購入で単価が下がる設計になっていないか)
国民生活センターには、占いサイトのポイント返金に関する相談が寄せられています。同センターの回答は「返金は難しい場合が多いが、お住まいの消費生活センターに相談を」というものです。あわせて、退会前にやりとりのスクリーンショットを保存するよう助言されています。
定額制・月額制
月額でコンテンツが読み放題になる方式です。費用は読みやすい一方、解約手続きを忘れると課金が続きます。申し込み時に解約方法を確認し、必要なら手帳やスマホに更新日を控えておきましょう。
表示義務があることを知っておく
インターネット上の占いサービスは、特定商取引法上の通信販売(役務提供)にあたります。同法は広告に、販売価格、送料その他の負担金、支払時期・方法、事業者の氏名(名称)・住所・電話番号などの表示を義務づけています。
さらに2022年6月1日施行の改正で、申込みの最終確認画面にも、分量・販売価格・支払時期・解除に関する事項などの表示が義務づけられました(法第12条の6)。
つまり「申し込む直前の画面に条件が書かれているのが本来」です。ここが曖昧なサービスは、利用を見合わせる判断もあってよいでしょう。
おもな出典:
- 消費者庁 特定商取引法ガイド「通信販売」
- 国民生活センター 消費者トラブルFAQ(占いサイトのポイント返金)
次に読む:「初回無料」の読み方/高額請求のトラブル事例
本コラムは、占いを文化・歴史・体系として整理し、あわせて消費者トラブルを避けるための一般的な情報をまとめたものです。占いによって将来を言い当てられる、運勢が変わるといった効果を示すものではありません。占いの内容に科学的な裏づけがあることを主張するものでもありません。人生の重要な決定、健康、金銭に関する判断は、占いの結果ではなく、ご自身の判断と、必要に応じて医師・弁護士・公的窓口など専門家への相談にもとづいて行ってください。法令・制度は改正されることがあるため、最新の情報は消費者庁・国民生活センターなど公的機関の発表をご確認ください。