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四柱推命と九星気学の基礎 東洋の命術

カテゴリ:占術のしくみ / 最終更新日:2026年8月6日

東洋の占いのなかで、日本でよく知られているのが四柱推命九星気学です。どちらも生まれた時点の情報から読む「命術」に分類されます。

四柱推命 4つの柱と8つの文字

生年・生月・生日・生時の4つを、それぞれ十干十二支で表します。4つの柱=8文字になるため、中国語では「八字(バーツー)」と呼ばれます。

おもな構成要素は次のとおりです。

  • 十干十二支:4つの柱を表す記号(干支のしくみを参照)
  • 五行:木・火・土・金・水の5つの分類
  • 通変星:生日の干と他の干支との関係を10種に分類したもの
  • 十二運:勢いの強弱を人の一生になぞらえた12段階
名称について:「四柱推命」という呼び方は中国の原典には存在しません。中国では「子平」「八字」「命理」と呼ばれます。日本で定着した名称です。

成立には諸説ある

中国の主要な古典として『淵海子平』(1200年代)、『三命通会』(1500年代)、『滴天髄』、『子平真詮』(1700年代)などが挙げられます。ただし成立の起点については諸説あり、南宋期に徐子平を祖とする説のほか、より古い時代に遡らせる説もあります。

日本への伝来については、江戸期に仙台藩の儒者・桜田虎門が『推命書』として訳出したものが最古の記録とされますが、刊行年は資料によって記述が揺れており、今回の調査では確定できませんでした。年代を断定した説明を見かけたら、幅があることを念頭に置いてください。

九星気学 九星と方位

一白水星・二黒土星・三碧木星・四緑木星・五黄土星・六白金星・七赤金星・八白土星・九紫火星の九星を扱います。名前に「星」が付きますが、天体とは関係ありません

由来は洛書と呼ばれる3×3の魔方陣です。縦・横・斜めの和がすべて15になる配置で、これが九星の配当の土台になっています。五行・八卦・干支と対応づけられ、日本では陰陽道が取り込んで、生年と方位の吉凶判断に用いられました。

体系化したのは大正期とされる

現在の「気学」は、園田真次郎(1876〜1961)が1924年(大正13年)に、当時流布していた九星術を整理・簡略化して体系化したものとされています。園田真次郎は国立国会図書館の典拠データにも登録されている人物です。

ただし体系化の年代について、学術機関による裏づけは今回確認できませんでした。「とされる」という留保つきで理解するのが正確です。

おもな出典:
  • 国立国会図書館 Web NDL Authorities「園田, 真次郎, 1876-1961」
  • 国立天文台 暦計算室 FAQ(干支)
本コラムは、占いを文化・歴史・体系として整理し、あわせて消費者トラブルを避けるための一般的な情報をまとめたものです。占いによって将来を言い当てられる、運勢が変わるといった効果を示すものではありません。占いの内容に科学的な裏づけがあることを主張するものでもありません。人生の重要な決定、健康、金銭に関する判断は、占いの結果ではなく、ご自身の判断と、必要に応じて医師・弁護士・公的窓口など専門家への相談にもとづいて行ってください。法令・制度は改正されることがあるため、最新の情報は消費者庁・国民生活センターなど公的機関の発表をご確認ください。